トランスフェリンとはタンパク質の一種で、中でも鉄の運搬を担う役割を持つタンパク質のことを指します。
鉄分のサプリを飲んでいるのになかなか効果を感じられなかったり、便が黒くなってしまう経験をされた方も少なくないかもしれません。
これはトランスフェリンが身体の中に十分になく、サプリを飲んでいても鉄分が吸収できずにそのまま体外に流れ出てしまっていたのかもしれません。
SOUL PROTEINにはトランスフェリンと同様の働きをし、鉄分の吸収をサポートしてくれる「ラクトフェリン」が沢山含まれています。
１杯あたり一日に必要とされる200mgのラクトフェリンが含有されたプロテインなので、日々不足しがちなタンパク質も同時に摂取することが可能です。
Lactoferrin(ラクトフェリン)はもともと
Lacto(乳中の)とFerrin(鉄)の２つの言葉から由来しており
『乳中にある鉄を含んだタンパク質』という意味から名付けられています。
ラクトフェリンは様々な効果を持っていることがわかっており
多機能性タンパク質として注目されている栄養素です。
ラクトフェリンは母乳(特に初乳)に含まれる免疫機能を持った珍しいタンパク質です。
生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力をつけるのに、母乳を飲んでラクトフェリンを身体の中に入れることで自分の体を守るという、大切な役割を持っているとされています。
ラクトフェリンは別名『鉄結合性タンパク質』と呼ばれ、鉄の吸収を促してくれる栄養素として知られています。
ラクトフェリンを摂ることで鉄の吸収を促すという報告が国内外問わず多くされており、ラクトフェリンに関する研究はタンパク質関連の文献の中でも最も多いと言われています。
鉄欠乏症や鉄欠乏性貧血を患う妊婦におけるラクトフェリンの安全性と有効性を実証した本研究では非妊娠女性：189人、妊娠女性：75人を対象に行われた。
ラクトフェリン群ではヘモグロビンおよびフェリチンの統計学的に有意な増加が認められたが、硫酸第一鉄群では統計学的に有意な増加は認められなかったことが報告されている。
R. Paesano et al. (2010). Lactoferrin efficacy versus ferrous sulfate in curing iron disorders in pregnant and non-pregnant women., Int J Immunopathol Pharmacol, Apr-Jun, 2010;23(2):577-87
妊娠・非妊娠女性:198人を対象に100mg 2回/日のラクトフェリンを経口投与したところ、LFはIL-6を減少させ血清総鉄、赤血球数、血清フェリチンを増加させたという報告がされている。
Front Immunol, 2018 Sep 21;9:2123
妊娠女性：295人を対象にラクトフェリンを100mg 2回/日投与した際の変化を見た本研究では、ラクトフェリン治療を受けた女性では血清IL-6が有意に減少したことが報告されており、ラクトフェリンは副作用を及ぼさなかったが硫酸第一鉄治療を受けた女性の16.5%が副作用を記録したことも報告されている。
Biometals. 2014, Oct;27(5):999-1006
腸内には善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌が共存しており、ラクトフェリンはそのバランスを整えてくれる効果を持っています。
腸内にはヒトが持つ免疫細胞の約70%が存在すると言われており、腸内環境を整えることによって身体を内側から強くすることができます。
ラクトフェリンは牛乳にも含まれていると言われていますが、搾りたての牛乳(生乳)200ml(コップ一杯分)のうち、約0.03%しか採れないとされる超希少なタンパク質です。
さらに熱に弱い性質を持っていることから製品化することが難しい栄養素でもあり、牛乳は販売前に殺菌しなければならないことから市販されている牛乳にはラクトフェリンはほとんど含まれていません。
また、サプリメントなどもその希少性から高価なものが多いのが現状です。
グランビア社の特殊技術によって開発された『FerriUp™︎』にはSOUL PROTEIN１回分(パウダー約11g)で、鉄の吸収を促すのに必要とされる200mg/日のラクトフェリンを"自然由来のまま"含有したプロテインです。
これによって、SOUL PROTEINはラクトフェリンだけでなく、日頃不足しがちなタンパク質も一緒に摂取することが可能になりました。
